銭湯にいこにVol.28「またまた伊賀の銭湯で落語なのだ!」②~落語編~

投稿日: 2012年12月01日(土)08:50

写真/ケロリン桶太郎&サルシカ隊長  文/ケロリン桶太郎

そんなこんなで落語の開場時間。
今日のお客様は45名。
3月の一回目は一乃湯さんのお友達が数名含まれていましたが、今回はすべて本当の意味で純粋なお客さん。
聞くところによると一回目の評判を聞きつけたご近所さんからのエントリーが増えたそうです。

町のコミュニティがちゃんと機能して口伝いで連絡が回って駆けつけてくれたのでしょうか?
うれしいことです。

ほかにも毎年10月に開催している崇廣堂寄席で染弥さんの呼びかけに応じてくださった方、染弥さんのブログからの応募者など幅広いお客様が一人二人と笑いを求めてやってこられます。

そんなお客さんを板についた誘導棒さばきでホスピタリティー満点にお迎えするスズキックス。
未熟なテクニックで写真を撮る見習いカメラマンケロリン。
あちこち確認に怠らない一乃湯中森さんと隊長。
助六をつつく神父さん。

やがて一名の空席もなく落語会は始まるのでした。

【一席】
四人癖

一席目はもちろん笑いの渦。お客さんの気持ちがほぐれてユルユルになってます!

そして幕間のトークコーナーはなんと柳本神父とケロリン桶太郎の銭湯トーク。聞き手は奥田隊長。

実は当日の到着後に出演が決まり直前まで構成すら決まってなかったのですが、前回は出続けてもらった染弥さんに今回は一服してもらおうということでこういう流れになったのであります。

とは言っても客前でお話しすることなんてほとんどない私。
しかもたいして打ち合わせもしないまま登場となったのです。

それでも隊長のお話しの引き出し方、神父さんの「おかしな人に見られたほうが興味を引くでしょ」という持論のマニアトークに引っ張られなんとか出番を終えられたのであります。

中身はと申しますと・・・

Q:東京の銭湯と関西の銭湯に違いがあるって聞いたのですが?
Q:東西のケロリンの桶や暖簾のサイズが違うってホント?
Q:いったいいくつの銭湯に入ったことがあるの?
Q:銭湯のココが好き

などなど突き抜けたマニアなネタはかえって興味を引くようで、質問コーナーでも次から次にマニアックな質問が寄せられるなど、なんとか役割を果たせて一安心なのでした。

【二席】
・読書の時間

二席目は染弥さんの創作落語。
描写が絶妙でフムフム、ニヤニヤ、ゲラゲラ、ワッハッハといろんな笑いの花が咲きました。

楽しかったひと時も終わり、お客さんのお見送りです。

お帰りに心ばかりのお土産をお渡しし本日の寄席は無事終了!
このお菓子を食べてお家の人に楽しかったよ、とお話ししてくださいね。
そして一緒にまたお風呂に温まりに来てください。

第二回目の一乃湯寄席も盛況のうちに幕を降ろしたのでありました。

となるとですね、ここからは恒例の脱衣所飲み会の始まり!なのですよ。

本日の目玉はお客さんから染弥さんへの差し入れ 地元青山の酒 義左衛門の初搾り。
なんとこの日に解禁。
しかも地元でも入手困難なお酒。
同じ日に解禁のボジョレー・ヌーヴォーより貴重!

そしていつもの割烹よこちょのでんがく。

バカばなしでひととおり盛り上がったあとは、男の濃ゆい時間。

内容は次回の落語会の開催や方向性。
いつごろがええとか、あれはどうやこれはどうやとお客さんを喜ばせて銭湯が賑やかになる作戦や妄想が無限に広がっていきます。

そして日頃の感謝のしるしとして染弥さんから一乃湯中森さんに手ぬぐいのプレゼント。

最近、番台で日本手ぬぐいや和物の小物を販売し始めたご主人の琴線をビビ~んと揺らすニクイプレゼント。
すると石屋のみっちゃんも、ご主人の悪友ふくいくんも、隊長もポケットから出てくる出てくる手ぬぐいが。
みんなが日本手ぬぐいの愛用者であることがわかりさらに盛り上がり。

なぜかスズキックスのことが好きだと連呼するご主人がいたり。(なんか風が吹いてきたぞ!スズキックス。でも男に惚れられてもなあ・・・)

すっかりできあがった4人は今から彦根に帰るという神父さんにお宿まで送り届けていただき、さらに部屋で二次会。
みんなが壊れながら夜が更けていくのでありました。

最後に・・・
こまかいところはココでは書けませんができればなるだけたくさんの人に、落語で笑ったあとは銭湯でゆったりしてもらいたいなあ、というのが皆の総意。
三回目以降もどうぞご期待ください。

以上、ケロリン桶太郎でした。お粗末様でございました。